NFL 2017 Week 7 Falcons @ Patriots Review
NFL GAMEPASS のコンデンスモードでざっくり鑑賞。先のスーパーボウルとの比較を中心に。
試合の概要
これからの話の内容を理解するためにまずは下記のリンクをご参照ください。
試合の成り行きは、私が「先のスーパーボウルはこんな試合になるんじゃないか」と思い描いていた通りの展開になった。
勝敗を分けた一番のポイントは、ファルコンズオフェンスがラッシングオフェンスで自分たちに優位な展開に持ち込めなかったことで、なぜその展開に持ち込めなかったかもはっきりしてる。
ペイトリオッツディフェンスのオフタックルを攻略できなかったためだ。
上は先のスーパーボウルの前半のラッシングアタックの模式図。ファルコンズはペイトリオッツのエッジラッシャーをコントロールして”Drivable Lane”をプレイサイドのサイドラインまで拡張し、オープン~カットバックまで好き放題に走り回った。
以下は今季 Week 7 のファルコンズの前半のラン。
— ケチャ[kétʃə]若干舞い上がり中 (@toosourketchup) October 23, 2017
— ケチャ[kétʃə]若干舞い上がり中 (@toosourketchup) October 23, 2017
— ケチャ[kétʃə]若干舞い上がり中 (@toosourketchup) October 23, 2017
ペイトリオッツは確実にコンテインを行うことで、ファルコンズのランをボックスエリアに閉じ込めることに成功している。ランがボックスエリアに閉じ込められているかぎりは、単発で良いゲインがあったとしてもランでオフェンスのリズムを作ることは困難になる。
私は(轢き殺しますか?撃ち殺しますか? Atlanta Falcons )の中でファルコンズオフェンスの強みは
- J.Jones とCBとのミスマッチ
と
- Jones を除く10人のオフェンスプレイヤー対 9人かそれ以下のディフェンダー
とのマッチアップを相手に強いる、その強制力にあることを指摘したが、このゲームではファルコンズオフェンスは後者のマッチアップにおいてペイトリオッツディフェンスに対して優位にたてなかった。
結局このことが、勝敗を決した。
ペイトリオッツオフェンス
ペイトリオッツオフェンスは、ファルコンズディフェンスに対して優位にボールを進められるであろうことが事前に予想されていた。なのでペイトリオッツはクイックテンポのランを中心に、”徹底的に””安全に”ボールを進めた。ペイトリオッツオフェンスにとっては無用のインシデント/アクシデントを避けることが第一で、それさえ貫徹していれば
自チームの上げる得点が、相手チームの上げる得点を上回ることがほぼ確実だからだ。
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