2018 Preseason week 1 Lions vs Raiders Review
The Raiders Strike Back !
John Gruden のNFL復帰第1戦。Oakland Raiders はホームにDetroit Lions を迎えました。Raiders は(前半まで)攻守にわたりLoS の攻防を制し試合を優勢に進めました。
2018 Preseason week 1 Lions vs Raiders Preview
オフェンス
I Formation からのパワーランを見せつけました。オープンへのラン(Kolton Miller の反則で取り消し)の他、FB Kieth Smith の”Punishing”なブロックにより両T間のランでも高い競争力を発揮しそうです。パスオフェンスは総体としてハイライトに乏しかったものの安定感はありました。
Kolton Miller
1st チームの左Tは彼でした。ホールディングでM.Lynch のロングランを取り消されてしまいましたが個人的にはかなり際どいところを反則として取られたな、という印象を持ちました。それ以外では特に目立った落ち度もなく無難なスタートを切れたと思います。
彼に続くTのポジション競争
1st チームの右Tはここまでのキャンプでの流れを引き継ぎIan Silberman でしたがLions の1st チームに対して押し込まれる場面が目立ちました。2nd チームでは左Jylan Ware 右David Sharpe が入り後半はIan Silberman も含め3人をテストしていました。Ware とSharpe とではWare の方が高い序列を与えられている様子です。今日の試合を観る限りにおいてはWare がMiller の次席と右Tの正ポジションの獲得に向けてアピールに成功したように思いますがこの3人による競争はまだもうしばらく続きそうです。
Raiders 不動の両G間のスーパーサブJon Feliciano とDenver Kirkland の2人はLions の2nd チーム以下をまったく寄せ付けず貫禄をみせました。Raiders オフェンシブラインは(右Tを除き)新シーズンを前に順調な仕上がりをみせています。
Running Backs
今日の試合で目立ったのはなんといってもFBです。今シーズンのRaiders は彼のブロッキングを背に何ヤード稼ぐことになるのやら、と空恐ろしくなるほどの出来でした。
このユニットの残り1枠争いついて、今日の試合で最もアピールしたのはChris Warren III でした。
- 試合後半の(恐らく)3rdチームでの出番だった
- FB の支援を受けない1セットバックからのフォーメーション
- ランヘビーなオフェンスプラン
というDeAndré Washington とJalen Richard が与えられた機会とは異なる環境でのプレイでしたが、それでも素質の豊かさは十分見せつけていました。今後は2ndチームでのプレイ機会も与えられるかもしれません。
Wide Receivers
Griff Whalen はSeth Roberts に課せられていた役割を完全に上書きしそうです。ロースターへの生き残りが厳しい彼にはまだまだ試練が続きますね…ちなみにめっちゃ男前です。
Martavis Bryant とJohnny Holton に対しては優先的にボールが配分されているようでこの二人に対するチームの期待の高さが伺えます。一方で今日の試合に関していうと両人にとって課題である「ボールをレシーブすることの安定感」をアピールすることには成功しませんでした。
Ryan Switzer はボールを投げてもらう機会に恵まれない中でしっかり最高のアピールをしてみせました。ありがとう! Jerry J(爺)!
Tight End
Paul Butler が多くのプレイ機会を与えられており2年目のPharaoh Brown より高い序列にあるようです。このポジションのロースターはエースJared Cook と専業ブロッカーLee Smith とスターター経験のあるDerek Carrier の3人で決まりだろうと思ってましたが3人目の席はもうしばらくButler とCarrier の2人で争うことになるのかもしれません。
Quarter Back
Connor Cook がソリッドなパフォーマンスを披露しました。パスをリリースするテンポが悪いことはひっかかりますが、これはもしかしたら今日のオフェンスのプラン自体が「パスをテンポ良くリリースする」ことに重点をおいていなかったからかも知れません。
ディフェンス
今日の試合はP.J. Hall とMaurice Hurst のための試合になりました。ランにおいてもパスにおいてもこの二人のどちらかが(あるいは両人ともが)プレイに絡むためLions は自分たちが望むオフェンスプランを展開できませんでした。今日の試合でのディフェンスについてはパスのカバースキーム(特にディープゾーンでの)に注目するつもりでいたのにアンダーニースより奥にほとんどパスが投げられない始末…お前ら、何してくれるんだよ!(にっこり)
ちょっと気になったのはエッジをプレイしてた(私のお気に入りの)Mario Edwards Jr. が精彩を欠いていたことでしょうか。彼はどうも新スキームとの相性がよろしくないようです…う~む
Karl Joseph は彼らしくパスラッシュとランディフェンスでアピールしました。一方で懸案のパスディフェンス(彼にはディープ2/1のカバーが要求されます)においては上述のとおりアピールする機会じたいがありませんでした。
次の試合はレギュラーシーズン開幕戦であたるRams 戦です。プレシーズン初戦で1st チームを出さなかったRams は次の試合で本気を見せるんですかね?それとも持ち手は見せないつもりでいるのか…いずれにせよ楽しみです!
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