2018 Preseason week 2 Rams vs Raiders Preview
そしてRegular Season Week 1 のPreviw 2.0 でもあるっていう
まずは Rams の week 1 の戦いぶりを
Rams は攻守とも1stチームを出場させませんでした。これはチームの大枠において昨シーズンからの継続性に自信があることの裏返しなのでしょうか(あえてこの時期にテストしておかないといけないことはない、という)。
Rams オフェンス
オフェンシブラインの劣勢が目立っていました。対戦相手のRavens のディフェンシブフロント(の1stチーム)はNFLトップレベルの競争力を誇るのでRams の2ndチームが歯が立たないとしても無理はないんですが、、それにしてもあんまりな押し込まれようでした。目の覚めるような良いランが出る場面はRBがオープンエリアを個人技で切れ上がっていくケースでみられました。
Rams ディフェンス
4-2 Nickle パッケージで脆さをみせていました。Los で相手のオフェンシブラインに押し込まるし、パスカバーも割と「普通」でした。このディフェンスと相対する場合にはあえて3-4パッケージに勝負を挑むよりは4-2 Nickel パッケージを強いて勝負を挑む方が合理的なように思います。
Raiders はどう戦うべきか?
Rams オフェンス対Raiders ディフェンス
Rams のオフェンスはRB(T.Gurley) のランを軸として展開され、そのラン自体RB個人の資質に負うところが多い(オフェンシブラインによる支援は限定的)という特徴があります。Raiders としてはディフェンシブフロント4人でランブロックを破壊しRBの走路を限定させたうえでセカンダリーが彼に群がる場面を作りたいところです。
Rams オフェンシブライン対Raiders ディフェンシブフロント
Raiders が圧倒的に優勢とみます。
M.Hurst とP.J.Hall はプレシーズン第1戦で華々しいデビューを飾りました。この二人には両Bギャップ間をガンガン割って入る活躍が期待されます。また次ゲームでは第1戦を足首の怪我で欠場したA.Key が参戦予定です。第1戦がそうだったんですが、Raiders はエッジディフェンダーのポジションにおいてK.Mack 、B.Irvin に次ぐ3番手の人材を欠いています。A.Key がこのピースを埋めてくれれば、Raiders は上の表のように競争力の高いディフェンシブフロントを常に3人(かそれ以上)フィールドに送り込むことができるようになります。彼のパフォーマンスが早く観たいです!
Rams スキルポジション対Raiders セカンダリー
Rams が優勢とみます。Raiders としてはパスラッシュチームの支援を受けながらとにかくSの後ろをとられないように守ってほしいです。B.Cooks もC.Kupp も怖いですがスロットのR.Woods も要注意ですよね。Raiders のDB陣は果たしてこの豪華メンバーをカバーするだけのロースターの質と量を持つんでしょうか…
上で述べてきたようにRams オフェンス対Raiders ディフェンスの勝負の行方は
- Raiders ディフェンシブフロントがRams オフェンシブラインを圧倒しRams に何もさせないか
- Raiders ディフェンシブフロントの支援及ばずRams の才能あふれるスキルポジションズがRaiders セカンダリーをボコボコにするか
つまるところLos上の勝負如何でほぼ決まるものと予想します。
Raiders オフェンス対Rams ディフェンス
Raiders としてはRams がより高い競争力を持つ3-4パッケージでなく4-2 Nickle パッケージを敷くことを強制したいところです。カギとなるのは「スプレッドフォーメーションから与しやすいマッチアップを見つけ、速いタイミングでパスを投げ込む」ことで、それを成功させるためにはまだ不安定さをみせるM.Bryant とJ.Holton との間のホットラインを成熟させることが必要です。
Raiders にとって狙い目になるのはRams の3番手DB(誰になるのか分かりません…)で、Raiders のロースターであれば誰であれ彼に対しては優位にたてると思われます。パスオフェンスの選択肢の幅が広がるかどうかはA.Talib に対してM.Bryant とJ.Holton へのパスが通用するかにかかってくると思います。
M.Peters のカバー対象をあえてターゲットとする必要はないと思います。
この試合に限らずなんですが、Raiders のオフェンスの出来を占ううえでまだ良く分からないのはエースQB D.Carr のクォーターバッキングです。もしRaiders が、2016シーズンのようなQBに速いタイミングでパスを投げ込ませるタイプのパスを選択したとすれば2018シーズンのRaiders は2016シーズンを上回る成功を収めると確信します。しかし第1戦では2番手QBのC.Cook がポケット内でじっくりダウンフィールドを見渡しつつボールを投げ込む様子が観察されました。これはプレシーズンにおいて、C.Cook のクォーターバッキングにおいて成功したわけですが、果たしてレギュラーシーズンにおいて、Broncos/Chiefs/Chargers/Rams/Ravens/Steelers に対して通用するんでしょうか?どうしても良いアイデアとは思われません。
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