Offense Rating 2.0
多分最終エディションです。
前の投稿から随分間が開いてしまいました。Raiders の成績が私の期待を下回ったせいで私のNFLへの関心じたいが低下しています。。本来なら次シーズン以降のRaiders についての展望なりを書くべきなんでしょうがとてもその気が起こらないので今回は以前やりかけて途中で投げ出していた仕事(?)を修正してみました。
”Offense Rating”はアメフットにおけるオフェンス(またはディフェンス)の成績をファーストダウン/獲得ヤード/タッチダウン/ターンーバーの4つの要素で包括的に評価してみようという個人的な試みです。アメフットファンに親しみやすいパサーレイティングに近い計算方法を使ってみました。データとしてNFLの2005~2014の10シーズンのレギュラーシーズンゲームのべ5116チームのスタッツを使います。
(a)トータルオフェンスプレイあたりのファーストダウン取得率
(b)アベレージゲインヤード
(c)トータルオフェンスプレイあたりのラッシング/パッシングタッチダウン取得率
(d) トータルオフェンスプレイあたりの ターンオーバー発生率
の4つの要素を0~2.375の数値に置き換え、4つを足して6で割り100を掛けます。4つの要素のそれぞれについて分布を調べ
偏差値70の値とそれ以上の値を2.375
偏差値30の値とそれ以下の値を0
とします。以下に(a)~(d)の要素がどんな分布をとるのかをみてみます。
(a)ファーストダウン取得率

上はファーストダウンの取得数です。最も取得数が多かったのは40で1チームが記録しました。最も取得数が少なかったのは3で2チームが記録しています。この数値をトータルオフェンシブプレイで割ります。

偏差値70:0.42
偏差値60:0.36
偏差値50:0.3
偏差値40:0.24
偏差値30:0.178
0.42かそれ以上の値は2.375に、0.178かそれ以下の値は0に変換します。
(b)アベレージゲイン

偏差値70:7.6
偏差値60:6.5
偏差値50:5.3
偏差値40:4.2
偏差値30:3.0
7.6ヤードかそれ以上の値は2.375に、3ヤードかそれ以下の値は0に変換します。
(c)トータルオフェンスプレイあたりのラッシング/パッシングタッチダウン取得率

上はラッシング/パッシングタッチダウンの取得数です。最も頻度が多いのは2個で最大取得数は8個でした。

タッチダウン取得数をトータルオフェンシブプレイで割った値です。
偏差値70:0.079
偏差値60:0.057
偏差値50:0.035
偏差値40:0.013
タッチダウン取得数が0だった場合偏差値は34.0です。
(d) トータルオフェンスプレイあたりの ターンオーバー発生率


ターンオバーが発生しなかった場合の偏差値:61.9
偏差値50:0.026
偏差値40:0.048
偏差値30:0.07
ターンオーバーが発生しなかった場合には2.375を、発生率が7%かそれ以上の場合は0を与えます。
計算式
(a):(ファーストダウン取得数/トータルオフェンシブプレイ-0.18)*9.9
(b):(トータルネットヤード/トータルオフェンシブプレイ-3)*0.51
(c):(タッチダウン取得数/ トータルオフェンシブプレイ)*29.7
(d) 2.375-(ターンオーバー数/トータルオフェンシブプレイ*33.9)
((a)+(b)+(c)+(d))/6*100
*(a)~(d)の値が2.375以上のときは2.375に、0以下のときは0に置き換える処理が必要です。
結果

偏差値70:142.2
偏差値60:111.7
偏差値50:81.3
偏差値40:51.1
偏差値30:20.7
こんなんできました。次はこの計算式を使って各チームのシーズンレコードを算出してみようと思います。
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